糖尿病・高血圧症・高脂血症
漢方薬による糖尿病・高血圧・高脂血症のお悩みをサポートします !
生活習慣病のなかで糖尿病、高血圧症、高脂血症(脂質異常症)そして肥満の4つが重なると虚血性心疾患つまり動脈硬化や心筋梗塞などの発症リスクが高まり、死の四重奏と言われる程です。ですから生活習慣病と虚血心疾患とは密接な関係にあるのです。
生活習慣病の原因
糖尿病、高血圧症、高脂血症の原因はもちろん食生活や飲酒、喫煙などの嗜好品そして運動不足など日常の積み重ねによるものです。血管の老化現象である動脈硬化は痛みこそ伴いませんが、血管の内壁の傷により、アテローム(動脈血管内のコレステロールや細胞の死骸など)が形成され、さらには内壁にカルシウムが沈着することも考えられます。年齢によりそのリスクが高まるのが、気が付いた時にはもう手遅れにともなりかねません。不調を感じたら出来るだけ早くにご相談されることをお勧めいたします。
漢方による対処法
漢方では食事や運動などの養生、生活習慣の見直しや漢方薬によって「気・血・水」のバランスを整える事を重視しています。特に生活習慣病の場合は瘀血が深く関与しており、体格などの陰陽虚実や寒熱の程度により使い分けられます。また身体が本来持っている自然治癒力を高めることにより、健康を取り戻すのが漢方のやり方です。また養生あっての漢方薬と考えるべきです。
漢方薬による改善例(症例)
(東興通信 60517号)
練馬区在住の女性からのご相談です。四年前の出産以来、血圧が不安定で低いときもあれば高いときは上が150になることもあるといいます。また喉につまった感じがあり涙をこぼしながらこれからの健康不安を訴えておられました。早速 症状、体質に合った漢方薬をお渡ししましたところ、血圧は110から120台で安定し喉の違和感もなくなりました。最近は「漢方を飲むのもつい忘れてしまうほどです」と云っておられました。この漢方には厚朴(こうぼく)、茯苓(ぶくりょう)、蘇葉(そよう)などが含まれており塞がった気持ちを楽にしてくれます。喉の詰まりは咽中炙臠(いんちゅうしゃれん)と云われ、あぶった肉片が引っ掛かっているような状態と古書金匱要略・婦人雑病篇に記されており、精神的な症状の一つと考えられています。またドイツのJ.H.シュルツ博士により確立された自律神経訓練法は中国の"気功法"とも似ており、ご自宅で気軽にできる養生法として漢方薬と共にお薦めいたします。