頻尿
十字屋平蔵薬局は漢方薬による頻尿のお悩みをサポートします !
昼夜トイレが近いと仕事や睡眠の妨げになったりと大変です。頻尿の原因は細菌の感染などの炎症によるものであったり、神経的なものであったり、冷えや年齢的な状態により起こる場合があります。
膀胱炎による頻尿
膀胱炎は疲労などの原因で細菌(おもに大腸菌)が膀胱内侵入し炎症をおこします。トイレが近くなったり、排尿痛、残尿感があったりもします。西洋薬では抗菌剤、抗生物質で対処しますが、漢方の場合は五淋散、猪苓湯などの処方を用います。また体質なども考慮して複数の漢方と併用して頂くこともあります。
精神的な要因
外出先でトイレが近くになかったらどうしようなど不安になったりします。いわゆる「過活動膀胱」と言う状態です。これは緊張により膀胱の括約筋が不随意に収縮してしまう状態で、急に尿意をもよおし、トイレまで間に合わずに失禁してしまうこともあります。漢方では膀胱の粘膜に良い漢方や自律神経を安定させるものをお勧めしております。
冷えによる頻尿 (陽虚)
女性や高齢者に多く、下腹部の冷えによる場合があります。陽虚タイプ漢方では主に補腎薬で温め、腎の機能を高めるようにします。
加齢による頻尿
前立腺肥大が原因で頻尿になったり、骨盤低筋の筋力低下の可能性もあります。補腎薬で腎の機能を高め症状を改善します。
その他
他に睡眠状態が夜間の頻尿を特異的に引き起こしたり、水分の取り過ぎによる場合もあり得ます。また脳梗塞や、脳出血などの病気が原因であることもまれにあります。
骨盤低筋を鍛えましょう
骨盤底筋肉群は膀胱や子宮、直腸などを支えている筋肉です。これが緩むと尿もれ、頻尿の症状に悩まされます。日課にしてみてはいかがでしょうか。
- ゆっくりと お腹に力を入れず、骨盤底筋をキュッと締めるよう意識します
- 1回10分程度この体操をしましょう
- 2、3週間ほどで変化が出てくると思いますので毎日継続してみましょう
漢方薬による改善例(症例)
(東興通信 80118号)
ある80代の女性から頻尿の相談を受けました。おトイレが近く夜間3回は目覚めてしまい、失禁することもあると云います。また胃腸も虚弱で食事が美味しくないと悩んでおられました。早速漢方薬を煎じ薬でお飲み頂きましたところ、1か月後には夜間のトイレの回数が減りその後尿もれも減っていると喜んでおられました。また食事時には空腹感があり胃腸だけでなく「身体全体何かが違う」と云っておられました。お飲みいただいた漢方は山茱萸(さんしゅゆ)、山薬、地黄と云った補腎剤()と人参剤でしたが東洋医学で云う腎と脾の虚を補うことにより症状を緩和したと思われます。
年齢とともに足腰の疲労脱力感、耳鳴り、脱毛などが腎虚の一つと考えることもできます。腎虚を克服するには漢方を服用しながら食事面での養生、散歩や室内でのスクワット運動、精神面の休養も大切です。お困りの方はご相談ください。
お客様の声
何年も過敏性大腸炎でトイレのない所に行くとパニック障害のような起こすことがあり、外出もままならない日々でした。それに加え頻尿もひどくなり、子供の卒業式で具合が悪くなってしまいました。わらおもすがる思いでお伺いしましたが、とても優しく話しを聞いて下さり、救いの神に出会ったような気持ちでした。体内の水分の問題とのことで服用を始めたら動悸やめまい胃痛まだ治まってしまいました。今はトイレの心配もせず普通の生活が送れています。どうもありがとうございました。