アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は、かゆみや湿疹、皮膚の乾燥などの症状が現れる原因不明の皮膚疾患です。「子どもがアトピー性皮膚炎で、かゆがって皮膚をかきむしるので困っている」「一時は症状が改善されたが、ストレスのせいか再び症状が悪化し、日常生活に支障が出てきた」など、アトピー性皮膚炎の患者さんはさまざまな悩みを抱えていると思います。その中には、「皮膚科に通って治療を受けているが、薬の効果が今一つ実感できない」という人もいるでしょう。
なかなか改善しないアトピー性皮膚炎の症状にお悩みの方は、ぜひ一度東京都西東京市にある十字屋平蔵薬局にご相談ください。漢方薬を服用したら、アトピー性皮膚炎の症状が改善した人も決して珍しくありません。
当店は、西武池袋線ひばりが丘駅北口から徒歩1分のところに位置しており、東久留米市・新座市・練馬区からのアクセスも良好です。また、東京都・埼玉県・神奈川県・千葉県・栃木県・茨城県・群馬県にお住まいの方ならば、来店前にメールでのご相談をすることもできます。
アトピー性皮膚炎のお悩みを漢方薬でサポート !
痒みが強くぐっすりと眠れない、勉強や仕事など何事にも集中することができない、症状が顔に出てしまい人目が気になる・・・など、アトピー性皮膚炎でお悩みの方へ漢方薬をお勧めいたします。漢方薬は患部のカサカサ、ジュクジュク、熱感っと言った炎症の具合(燥・寒・湿・熱)また更にはからだ全体の体質に応じて使い分けをします。一人ひとりに合った漢方薬をお飲み頂くことにより改善に至らしめることが可能です。今まで様々な民間療法を試したが治らない、医療機関から処方されるステロイド剤や抗アレルギー剤などを服用したり塗布したが治らないと言う場合でも漢方で改善する可能性は十分あり得ます。もうダメだと諦める前に是非当店の漢方をお試しください。
よく見られるアトピー性皮膚炎の症状
アトピー症状に共通しているのは「かゆみ」です。ただし、かゆみの程度から漢方の選薬はできません。皮膚の色や炎症の状態を見て判断をします。
皮膚の色
- 紫がかった赤
- 赤みの強い真っ赤
- ピンク色/うっすらとしたピンク色
患部の状態
- 皮膚が盛り上がっている
- 滲出液が出ている
- 黄色い膿が出ている
- カサカサとしている
- カビが繁殖している
アトピー性皮膚炎発症の部位
- 肘・膝の内側、首回りなど湿の溜まりやすい場所
- 頭部、顔面
- お腹周辺、背中
患部の状態と漢方薬
- 患部が紫がかった赤色をしている場合
その色は淤血(よごれた血液)のためと思われます。熱がこもった状態でもあり、血熱をとるような漢方薬を使います。 - 患部が赤くただれて、ジュクジュクとした浸出液の分泌がある場合
「湿熱」と言って痰湿が長引き、患部に熱がこもった状態です。湿熱をとる漢方薬を使います。 - カサカサで通常の肌の色~くすんだ又はうっすらとしたピンク色をしている
血虚の状態と思われます。秋・冬に悪化し、乾燥感が強いのが特長です。血虚、腎虚を補う漢方薬を使うこともあります。
アトピー性皮膚炎にありがちな体質的原因と漢方薬
患部の状態に合わせて治療をするだけでなく、体力面や冷え性・貧血などの体質、生理の状態による変化、日常生活でのストレスなどを考慮し、体質から改善することが病気の本質的な治療(本治)につながります。
体質(漢方の視点から見た身体の状態)別治療法は以下の通りです。
- 脾虚
脾とは胃腸の消化機能のことです。脾の機能が弱いと、食べた物がうまく消化吸収されず、腸管でアレルギー反応を引き起こしかねません。脾虚を改善する漢方で胃腸を丈夫にし、消化を助けます。腸内環境の悪化はアトピー性皮膚炎の要因の一つです。 - 肝鬱
気の流れを調節する自律神経が乱れた状態です。アトピーの悪化はストレスと密接な関係があり、おそらく交感神経の興奮によるものではないかと思われます。肝の働きを調整して、気の流れを良くすることが大切です。肝鬱を改善する漢方を使います。 - 瘀血
ストレスや暴飲、暴食などの食生活の乱れ、運動不足などから血液が汚れている状態です。血流を改善する漢方薬と不断の養生が欠かせません。 - 血虚
血液の不足した状態です。血液が不足すると血流が悪くなり、皮膚に十分な栄養が行き渡らなくなってカサカサした状態に。また炎症や老廃物の処理がスムーズにできなくなります。血を補うような漢方や血行を良くする漢方できれいな皮膚の再生を助けましょう。 - 腎虚
中医学ではホルモンのバランス、水分代謝は腎が司ると考え、腎の働きが弱い体質や状態を腎虚と言います。腎虚がからむ皮膚症状には補腎作用のある漢方薬を使用します。
※ステロイドなどの外用薬と漢方薬の併用について
当店に来店する方の8割以上が、既に他の医療機関でステロイドの軟膏や抗アレルギー剤を服用されています。それまでの治療をやめてしまって、漢方薬に切り替えるというのではなく、しばらく併用をしながら症状の改善の度合いを見てからステロイドの減量を考えるべきだと思います。また、漢方薬を飲むだけでなく生活の改善や日々の養生も重要なことです。
漢方薬による改善例(症例)
20代女性 胃腸症状のあるアトピー性皮膚炎
(東興通信 80416号)
春の息吹を感じます。 この時期多くなる疾患の一つが皮膚炎です。東京都にお住まいのある20代の女性がアトピー性皮膚炎で来店されました。顔から肘の内側、手など、ステロイド剤は使っておりましたがジュクジュクとした炎症でかゆみも強く、包帯が症状の酷さを物語っていました。
早速麻黄、石膏、白朮(びゃくじゅつ)配合の漢方(越婢加朮湯)を服用し徐々に症状が緩和したものの、尚一進一退の繰り返しでした。その後胃腸の調子も振るわないこともあって、体質に合わせて人参剤を合わせてお飲みいただいたところ更に快方へ向かったようです。ご主人も喜んでおられました。
漢方では、陰陽五行説という考え方があります。これは、身体の臓器を五つに分類し、それらが互いに助け合い、抑制し合って、身体のバランスを取っていると考えるのです。つまり、肺系の虚している状態である皮膚炎には、脾系(消化器の働き)を補う必要があるという理屈です。全てこの理論が当てはまるものではありませんが、中医学の大切な考え方の一つです。
お客様の声
アトピー性皮膚炎に対するたくさんの症例と漢方薬による改善実績がございます。
私は幼少の頃よりアトピー性皮膚炎に悩まされており、症状がひどい時は外出する事も嫌になり、家の中に閉じこもる事もしばしばありました。2年程前から漢方薬を飲み始め、今では以前と比較して、はっきりと効果が現れているのを日々実感しております。決して速効性のある物ではありませんが、体の内側から着実に改善されているのだと思います。漢方薬を信じて飲み続けたおかげで人生も変わりました。完治する日を楽しみに、これからも飲み続けていきます。