漢方コラム「通信」

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胃と背中の痛み

秋の夜長をいかがお過ごしですか。

武蔵村山市にお住まいのある20代の女性です。逆流性食道炎に悩み来店されました。毎日下痢と胃痛、吐気などに苦しみ体重は二ヶ月で十キロも落ち大変でしたが、兎にも角にも背中の鈍痛が続き仕事が手につかないと云います。背部は確かに胃の辺りに症状を気功で確認。舌の苔は意外にもありませんでしたが、症状体質をご確認し漢方薬を調合いたしました。

初めは胃腸の具合の改善にとどまりましたが、その後1か月を過ぎた頃から背中の痛みも楽になり、こちらもほっといたしました。煎じ薬(生姜瀉心湯)には半夏、黄連、生姜、乾姜などが含まれており、半夏、黄連が吐気や炎症を抑え、生姜は胃の動きを助けるためであり、乾姜による温保作用もお腹に良いのです。舌は有力な情報源ですがそれだけで漢方薬は決められず、あらゆる情報を総合的に捉えるのが漢方の難しさです。食欲の秋、胃腸の症状でお悩みの方はご相談ください。漢方薬をお勧めいたします。

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どうして胃が痛くなるのか

胃炎や胃潰瘍の場合、当然ながら患部には炎症があります。しかし直接の痛みは粘膜の傷によるものではなく、粘膜の傷を修復するために胃が収縮することにより感じる痛みだと考えます。程度によっては背中にまで鈍痛を感じるケースがあるようです。ですから機能性胃腸症などのように胃炎でなくともストレスなどで胃痙攣を起こし胃痛を感じるのもわかります。

胃の不調からくる背中の痛み

胃の不調が背中の痛みにまで及ぶ場合があります。比較的背中の左側肩甲骨あたり(ヘッド帯)に鈍痛を感じるようです。背中の痛みは他にも色々な原因が考えられますので、まずは病院での検査をお勧めします。

胃痛に漢方薬をお勧めします

痛みの様子や舌苔、体質など総合的に判断して漢方薬を選びます。胃痛でお悩みの方はご相談ください。

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