慢性の膣炎に悩む
実りの秋を迎えております。
ある20代の女性から膣炎の相談を受けました。仕事に追われる毎日で婦人科には中々通院出来ず思い余っての来店でした。お医者さんの話ではカンジダはなくなってもB群溶血性溶連菌が残っていると言われていました。
早速漢方薬をお飲みいただきましたところ、徐々に腫れと痒みが弱まり熱感も引いてきたといいます。漢方には車前子、木通、黄ごんなどの配合に当帰、芍薬といった補血薬を合わせてお飲みいただきました。使用した漢方は実熱に対応しておりますが、補血薬をお飲み頂いたのは身体的には虚の状態が炎症の誘引となったのではと考えたからです。通常成人女性の場合外来菌の感染に抵抗性があり、腟内は清潔に保たれています。
しかし疲れや冷えなど何らかの原因で生体防御の働きを病原菌が上回るり侵入した場合には、腟に炎症を生じる恐れがあります。お悩みの方はおりものの状態なども含めて専門薬局にお話しください。
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