漢方コラム「通信」

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プールに入れないかもと心配されていた水イボのお子さん

連休後いかがお過ごしでしょうか。

三鷹市にお住いのある親御さんから幼いお子さんの水イボについての相談を受けました。痒がり可哀そうなので病院の皮膚科を受診したそうです。患部をピンセットで摘み取って消毒したり、液体窒素で凍らせて取ってくれます。病院の治療と一緒に漢方薬で何とかならないかとの話でした。水疣(イボ)にはハとムギを服用することはよく知られていますが、それでも良くならないことがしばしばです。

この方の場合は体質などを考慮し茯苓(ぶくりょう)、白朮(びゃくしゅつ)、沢瀉(たくしゃ)などを配合した漢方薬をお飲み頂きました。イボに含む粥状物を水毒と捉え、これらの生薬で処理し、ウイルスに対する自己治癒力を高めるものと考えます。お子さんの肌は今ではツルツルになり、水イボのことはすっかり忘れて元気に過ごしているそうです。

水いぼは正式には伝染性軟属腫(なんぞくしゅ)と言われウィルス感染でおこるイボの一種です。感染力は強くはありませんが他の皮膚やアトピーなどで皮膚が傷つき易い方へも注意が必要です。
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