寝付けない、睡眠が浅いなどの睡眠障害に漢方薬
寝苦しい夜が続いております。ある30代の女性から不眠症のご相談を受けました。 以前出版関係の仕事にお勤めであった頃、多忙を極め不規則な生活が続いていたそうです。現在退職しストレスからは解放されているはずですが、体調は戻らず夜になると尚の事興奮してしまい、一睡も出来ずに朝を迎えてしまうと言います。また食欲もなくネバネバと乾いた舌の感覚にも悩まされていました。早速漢方薬をお飲み頂き二週間後には口腔内の症状とみぞおちの違和感が取れ、食欲も徐々に回復してきました。その後内容を変えご継続頂いておりますが2時位には寝れるようになりしかも目覚めが良く、最近ではご来店時の表情にも余裕が出て来たようです。
この方はストレスが原因で不眠症と胃腸症状に悩まされていたわけですが、内容生薬である柴胡、人参などから判断して東洋医学で言う肝(ストレス)を抑え脾(胃腸)を助けるつまり抑肝扶脾(よっかんふひ)が症状改善へ導いたのだと思われます。寝付けない、中途覚醒、睡眠が浅いなどの睡眠障害でお悩みの方はご相談ください。

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不眠症とは・・・
ご来店の方の平均睡眠時間は多い方ですと8時間、少ない方の場合は4時間程です。個人差がありますが、一般的に不眠症とは入眠困難、睡眠維持困難、早朝覚醒のうち少なくとも1つを自覚し、疲労や倦怠感、注意力・記憶力低下、日中の眠気、やる気の低下、気分障害なども1つ以上自覚している状態をいます。また慢性化した不眠症はうつ病の発症リスクを高めます。
何のための睡眠
- 心身をリフレッシュ・・・・脳を含め身体のすべての活動を休め、疲労を回復させ次の活動に備えます。
- 細胞の修復・・・・睡眠中メラトニンや成長ホルモンが分泌され傷ついた細胞の修復や成長を促します。
- 記憶や感情などの整理・・・・日中の出来事などを通して蓄積された情報を仕訳、整理します。
睡眠の条件
- 適切な体温・・・日中の活動を終え、夜になると体温は徐々に低下します。身体か冷えすぎていても寝れませんが、暖まりすぎても寝付けません。一般的には睡眠に入る前に手足などから熱を発散して適切な体温に持っていきます。
- メラトニンの分泌・・・睡眠のホルモンとして知られているメラトニンですが、メラトニン生成には脳内物質であるセロトニンやビタミン、ミネラルが欠かせません。適切な運動や食事を心がけましょう。
- 自律神経のバランス・・・当然ながら交感神経が優位な状態では寝付けません。脳もからだもリラックスした状態が必要です。
不眠症の西洋薬治療
バルビツール酸系そしてベンゾジアゼピン系(BZ)、非ベンゾジアゼピン系(非BZ)に分類されています。
不眠症に漢方薬
漢方薬には今日飲んで今晩から眠れるような睡眠薬はありません。ですが自律神経系やホルモンのバランスまたからだ全体の不調を改善することにより徐々に本来の睡眠を取り戻すことが可能です。陰陽論で言えば“陰陽失交”の状態と言えます。この陰陽のバランスを取り戻すことが大切です。1.陽熱旺盛(ようねつおうせい)2.痰熱内擾(たんねつないじょう)3.陽盛陰虚(ようせいいんきょ)4.気血不足
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