漢方コラム「通信」

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夜間尿に補腎薬をお勧めいたします

梅雨の最中いかがお過ごしでしょうか。ある70代の男性から夜間尿についての相談を受けました。年齢とともに機能が衰えるのは致し方ありませんが、夜間に3回以上も起きるとなると辛いものがあります。早速漢方薬をお飲み頂き再来店の時にはトイレの回数が減って喜ばれています。また階段を昇る足が軽くなったようだとも言ってくださいました。

薬方には腎を補う補腎薬に循環を良くする牡丹皮、桃仁などの活血薬を含みます。漢方で言う腎は腎臓だけでなく膀胱や足腰などの骨、耳などの器官やホルモンも含まれます。特に中成薬と言われる方剤には陰陽面で様々な補腎薬があり個々の体質に対応できます。中医学では腎の力(腎精)は生来の先天の精とその後に補充される後天の精に区分しています。後天の精を補うのは漢方薬の独壇場だと言えます。頻尿や骨粗鬆症など腎の症状でお悩みの方はご相談ください。

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