漢方コラム「通信」

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自律神経系の乱れによる“立ち眩み”に漢方薬

蒸し暑い日が続いております。ある学生さんから立ちくらみの症状について相談を受けました。特に検査数値に貧血等の異常はありませんでしたが、しばしば電車の中で立ちくらみ意識を失い倒れそうになると言います。早速漢方薬をお飲み頂き一か月後、以前のような不快な症状がなく安心だと言ってくださいました。

漢方薬には当帰、白朮、地黄、桂皮などを含み水分代謝を改善し自律神経系のバランスを整えます。場合によっては立ちくらみだけでなく頭痛や食欲不振にも悩まされるケースもありますが、胃腸虚弱と言うよりも自律神経系の乱れなどによる胃腸症状なのではと漢方薬の内容から推測できます。しばしば「人によって漢方薬は合う合わないがありますか」とのご質問を受けますが、基本的に漢方が合わない人はいません。主訴だけでなく貧血や冷え性、浮腫みなど体質に合わせた漢方であることが重要なのです。立ちくらみなどでお悩みの方は漢方専門店にご相談ください。

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