妊活の悩み“子宮筋腫”に漢方薬
店頭の燕が羽を広げて巣立ちそうです。今回不妊シリーズの二回目は子宮筋腫についてです。
子宮筋腫とは子宮に発生する良性の腫瘍で4、5人の割合で発生しており不妊症の要因の一つと考えられています。ご来店の30代Tさんは子宮筋腫を患っており、子どもの顔が見れないかもとあきらめかけていました。漢方薬を飲み始めてから半年程で、しかも自然妊娠をされ大変喜ばれました。一般的に子宮筋腫の症状は生理痛や周囲を圧迫することによる便通異常や腰痛などです。このような痛みやしこりは東洋医学では瘀血(おけつ)と言って血液の滞り状態と判断します。手術後に再発するケースもあり漢方薬で積極的な体質改善をお勧めいたします。Tさんの場合は活血薬で血の滞りを解消し、当帰剤でたっぷりと血を補い、腎の力を補ったことが子宝につながったのだと思われます。
子宮筋腫があってなかなか妊娠しないあるいは流産を繰り返すと言う方には漢方薬で子宮環境を整えることをお勧めいたします。
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