漢方コラム「通信」

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睡眠障害に漢方薬を試してみませんか

日没が少しずつ早まり季節の移り変わりを感じます。ある40代の女性から不眠症の相談を受けました。以前は寝付けていたようですし、今も特段悩み事があるわけでもないのに、なぜ眠れないのかわからないようです。

早速漢方薬をお飲み頂き一か月後には何となく眠れるようになり、二か月目には「確かに眠れます」と言ってくださいました。お飲み頂いた漢方薬には桂皮、桃仁、大黄、牡蠣などを含み、全体的に気の滞りと鬱血した状態つまり瘀血を解消します。このような漢方薬の内容から判断するとおそらくホルモンの乱れから来る、ほてりが睡眠の妨げとなっていたのではと推測いたします。睡眠時はからだが冷えていても温まり過ぎていても寝付けないものです。東洋医学ではこれを陰陽の失交と考えます。瘀血は陰を消耗しほてりやイライラに発展します し、気血不足や冷えも睡眠の妨げになることがあり得ます。

睡眠も陰陽のバランスが大切です。途中で目が覚めてしまう方、熟睡感のない方は漢方薬で質の高い睡眠を得てください

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