漢方コラム「通信」

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慢性の腰痛におさらばしましょう

クリスマスを待ち望む季節となりました。ある80代の男性からのご相談です。以前から腰の痛みを感じており痛みを押してのご来店でした。特に起床時は腰をかばってゆっくりと起き上がる毎日だと言います。

早速漢方薬をお飲み頂き徐々に症状が改善し、床から立ち上がるのにそれ程時間がかからないうえに、足先が冷えて寝付けないこともなくなったと言ってくださいました。漢方薬には附子、桂皮、牡丹皮、地黄などを含む薬方を複数お飲み頂きました。一般に腰痛は局所的な炎症症状の場合もあれば年齢的に足腰の力が不足つまり老化現象として現れる場合もあります。これは漢方で言う腎虚の症状であり腰痛だけでなく骨の異常、認知機能の低下、排尿のトラブルも含みます。また腎虚には潤いが不足し足の火照りを感じるような腎陰虚とからだのエネルギー不足で冷えを感じる腎陽虚の二タイプがあります。いずれも補うことにより症状が改善に向います。腎の力が不足していると感じる方には当に漢方薬が転ばぬ先の杖となることでしょう。12月29日~1月3日は年末年始により臨時休業となります。

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