鬱かなと感じている方には体質に合った漢方薬を
風薫る爽やかな季節となりました。ある70代の女性から鬱症状のご相談をお受けしました。長年闘病の末にご主人を亡くされて以来、精神科の先生に鬱病と診断されたそうです。以前は行動派だったようですがやる気がでず、ふらつきもあって、つい人混みを避けて買い物にも行きたくない気分だと言います。実際当店へは娘さんに付き添われてやっとの思いでご来店頂きました。
早速漢方薬をお飲み頂き徐々に味覚がもどって食欲も回復してきたご様子でした。また服用している西洋薬も数が減って喜んでおられます。漢方薬には紅花、 益母草(やくもそう)、香附子など気血の巡りを良くし胃腸の働きを助け湿を取り去る内容です。鬱は自律神経失調症や様々な神経症の一つとして陥りやすい症状であり、中国の古典にも鬱証として記されています。元々は身体の気、血、痰、湿、熱、食の鬱結が鬱病の原点と考えられます。この方の場合も気血の鬱結であったのではと考えられます。何となく元気がでない、鬱かなと感じている方には体質に合った漢方薬で元気を取り戻して頂きたいと思います。GWはカレンダー通りの営業です。
健康コラム 一覧はこちら