漢方コラム「通信」

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手の痛みこわばりに悩む50代の女性

リストの降誕を覚える季節です。ある50代の女性から手のこわばり、痛みについて相談をお受けいたしました。日々ストレスを強く感じており、職場が忙しく、目を酷使したこともあってか、この症状とは別にシェーグレン症候群と診断され目薬を使用ておりました。今回ひどくならないうちに漢方薬で手の症状が軽減できればと言う訳です。

早速漢方薬を服用し数か月、無理をしなければ手の痛みやこわばりは感じなくなったようです。また血液検査の結果もクリアされ、ホッとしたご様子でした。処方は芎帰調血飲の加減法ですが、牡丹皮、益母草、当帰と言った血の巡りを改善する生薬に香附子、烏薬の理気作用により気血が一体となって痛み、こわばりに働きます。この方の場合、冷えのぼせがあり子宮筋腫や卵巣嚢腫などの既往歴から推測すると血流が滞りやすい、東洋医学で言う瘀血体質なのかもしれません。瘀血の要因としてはストレス、加齢、冷え、食生活などがあげられ、生活の養生も欠かせません。あくまでも体質に合った漢方薬が症状改善につながると言えます。痛みでお悩みの方はご相談ください。12/29~1/4は年末年始により休業いたします。

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