漢方コラム「通信」

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気管支炎、咳喘息に漢方薬

新年いかがお過ごしでしょうか。ある50代の女性より気管支炎の相談をお受けいたしました。気候の変わり目やストレスそして疲労がたまると、いつも決まって痰の絡む咳に悩まされるということでした。

早速漢方薬をお飲み頂き、二回目のご来店の際には「徐々にたんが減り咳も治まった」とにこやかに話してくださいました。複数の薬方には黄芩、柴胡、半夏、黄連、麻黄、栝楼仁(かろにん)などを含み、炎症や咳を鎮め痰を排出しやすくします。結果としてこれらの内容生薬から考えると患部は赤く肥厚していたのではと推測することができます。ひとことに咳と言っても空咳なのか痰のからむ咳なのか、また痰の色や咳込む時間帯などの情報が薬方選択の決めてです。

漢方薬の場合は温めて炎症を鎮めるものから、この方のように患部の熱を取るものまで様々で、西洋薬にはない概念です。ですからそれぞれの症状や体質なども考慮して、状態に合った漢方薬をお飲み頂く事が大切になります。これから1月、2月と気温が下がり、空気が乾燥すると呼吸器の感染症が増えます。気管支炎や咳喘息、風邪でお悩みの方は漢方専門薬局にご相談ください。

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