漢方コラム「通信」

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足の熱りこそ漢方薬の出番です

梅雨明けが待ち遠しい頃となりました。ある50代の男性から足首から下が熱く眠れない、また右脇腹の腫れが気になるなどのご相談をお受けいたしました。普段は仕事が忙しく、夜のお付き合いも多く食生活が乱れがちのようです。

早速漢方薬をお飲み頂き、足のほてりが治まり、右脇腹の違和感も意識しなくなったようです。漢方薬は補腎薬を中心に柴胡、黄今を含む柴胡剤で、中医学の肝腎に対応する内容でお飲み頂きました。処方内容から考察するとこの方の場合は仕事のストレスにより体力を消耗し、肝臓など消化器の働きも低下していたのかもしれません。東洋医学ではよく五臓弁証といってそれぞれの症状を五臓六腑に当てはめる場合があります。腎は生命エネルギーの源であるために消耗した場合はほてりとなって不調を来すと弁証します。実際肉体疲労が貯まると末梢の血管平滑筋の収縮力が弱まり冷え性の方でも手足がほてることがあることを考えると理解できます。

肉体の疲労だけでなくストレスによる不調かもと思わる場合は、肝腎一体で対応する漢方薬をお勧めいたします。お悩みの方はご相談ください。   黄今の今は草冠でお願いいたします。

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