糖尿病の合併症予防のために
生活習慣病と呼ばれる疾患の一つに、糖尿病があります。
この病気は、根治することのない疾病としておそれられていますが、その点については漢方薬でも同様です。しかし、「未病」の段階での症状と体質に合った漢方薬は、症状軽減につながると言えます。また、自覚症状か少ない糖尿病は、それ自体よりも合併症で苦しむケ-スが多い病気ですが、合併症の発症を防ぎ、それ以上進行しないようコントロ-ルするということを目的にお飲みいただくのが良いでしょう。練馬区関町北在住の女性。糖尿病と診断されて病院から処方される血糖降下剤を長年服用されていましたが、空腹時の血糖値が二五〇mg/dlを越し、このままではインシュリン注射が避けられないと来局されました。しかし、養生しつつ漢方薬をお飲みいただいて二か月後の検査には血糖値が二〇〇mg/dl前後に安定し、入院を免れることができました。一般に、糖尿病によく使われる処方としては、白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)、六味丸(ろくみがん)、清心連子飲(せいしんれんしいん)などがあります。
お悩みの方はご相談ください。
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糖尿病の三大合併症
糖尿病の本当の怖さは合併症にあります。血糖値やHbA1cが高くても痛くも痒くもありませんが、以下に代表される三大合併症は体調不良となりQOLの低下を招きます。
1.糖尿病性網膜症
2.糖尿病性腎症
3.糖尿病性神経障害
他にも脳血管障害や虚血性心疾患、壊疽などに至るケースがあります。
糖尿病の合併症に漢方薬をお勧めします!!
糖尿病の方にとって最も大切なのは血糖値のコントロールです。新薬としてはスルホニルウレア系(SU剤)、インスリン抵抗性改善薬(インスリンの効きを良くする)、ビクアナイド系(肝臓での糖新生を抑える)、αグルコシダーゼ阻害薬(糖質の分解を抑える)などがあります。漢方薬は内臓の働きを特に膵臓の働きを助けることにより血糖値が安定します。お悩みの方はご相談ください。
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