タイミング法で妊娠そして待望の赤ちゃん
このところ、女性が一生の間に出産する子どもの数は約1.3人と少子化の傾向にあります。一方では、子どもを切望してやまない夫婦も多く、こんな方こそ漢方をお勧めしたいと常々思っておりました。30代の女性。検査では特別異常が見当たらないのですが、なかなか子宝に恵まれないでおりました。嫁の手前、一日も早くと期待しての来店でした。
早速、この方には体質に合った漢方薬をお飲みいただいたところ、約6ヵ月したある日、少々興奮気味の声で「おかげさまで妊娠しました」との吉報をいただき、私にとっても嬉しい経験の1つになっております。
不妊症の方に飲んでいただく漢方にはさまざまありますが、そのひとつ当帰芍薬散の薬方由来は配合生薬の当帰にあります。昔、中国で妻に愛想をつかした夫が家に寄り付かなくなり、思いあぐねた妻は人に教えられ、この薬草の根を煎じ、「恋しい夫よ、当(まさ)にわが家に帰るべし」と祈りながら飲み。その願いが叶えられたと伝えられています。
また、流産を繰り返す人の中には虚症で冷え性という人が多く、こういった場合にもよいでしょう。漢方薬は人それぞれですので不妊症でお悩みの方、漢方専門店にぜひご相談ください。
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タイミング法とは
排卵誘発剤を用いる方法と誘発剤は服用せずにあくまでも自然に妊娠を希望する方法の二つがあります。いずれにしましても妊娠する確率の高い排卵のタイミングに合わせてセックスをする方法を言います。
タイミングの合わせ方
女性の体内での精子の寿命は精子の元気度にから2日から7日と言われています。一方の卵子の受精可能な時間は排卵後の6~8時間だと言われています。ですから排卵日に合わせてセックスすると言うよりも排卵日の二日前にセックスするのがベストタイミングと考えます。
排卵日の特定が大切
病院ではエコーで卵胞の大きさを診ることにより排卵日を特定します。そうでなければ排卵検査薬でチェックすることをお勧めいたします。経管粘液や基礎体温表でおおよそのパターンは掴めますし、そのうえで排卵チェッカーで黄体形成ホルモン(LH)を確認することがベストです。ただここで気を付けていただきたいのは排卵日にセックスするのではなく、2日位前がベストだと言うことです。
*精子の寿命は2~3日であり卵子は12時間~36時間だと言われていますが、年齢によってはもっと短いことも予測されます。
+排卵検査薬は尿や唾液中のLH(黄体形成ホルモン)分泌を確認するものです。
漢方薬や漢方系サプリメントで妊娠の確立をあげましょう
基礎体温や体質を確認しなが必要な漢方薬などをお勧めしております。ご相談ください。
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