漢方コラム「通信」

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てんかん発作に悩むご婦人に喜ばれる漢方薬

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日ごとに秋が深まってきました。
ある50代の特発性てんかんの患者さんが来店されました。てんかん発作とは意識障害を繰り返す病気です。意識障害の程度はいろいろで全身的な筋肉のけいれんを伴う大発作から一部の筋肉だけ収縮したり、ごく短時間に意識を喪失するものまであります。
西洋医学では抗てんかん剤を使い、脳神経の電気的刺激を抑制するのですが、漢方では正常な神経の成長や活動を助ける働きをするものと考えられます。
この方の場合には「柴胡桂枝湯」をお飲みいただきましたが、以来、発作はなりを潜め「調子はいいです」とお答えくださいました。「柴胡桂枝湯」は傷寒論によると太陽病篇に記されていますが、「小柴胡湯」と「桂枝湯」の合方と考えることができ、中間証の方にお勧めできる薬方の1つです。
 てんかんは原因が明らかにされていないので、症状が改善しても、すぐに服用を中止するのではなく、根気よく続けることが大切といえます。
当店ではてんかん症状に対して医療気功(外気功)も駆使し、一人ひとりに合う漢方をお勧めしていますので、ご相談ください。

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脳の働き

大脳の表面を大脳皮質と言いますが、90~150億もの神経細胞が詰まっている部位でからだの末端から送られてくる情報を収集整理し、判断したり命令しています。
前頭葉・・・・思考や理性をコントロールする部位
側頭葉・・・・感覚を認識する部位
頭頂葉・・・・記憶や嗅覚、聴覚を担っている部位
後頭葉・・・・視覚を担っている部位

てんかん発作

*特発性てんかん・・・・原因不明のてんかん発作
*症候性てんかん・・・・頭部外傷や脳卒中、脳の感染症など脳にある基礎疾患が原因で起こる

てんかん(癲癇)発作に漢方薬

医師よりてんかんとの診断を受けて来店される方がほとんどです。症例数は他の疾患に比べ多くはありませんが、漢方薬で癲癇が改善するケースが多くあります。漢方薬も治療薬のひとつです。お悩みの方はご相談ください。

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