不妊症
十字屋平蔵薬局は漢方薬による不妊症のお悩み・妊活をサポート !
近年、環境やライフスタイルの変化・晩婚化など不妊症になりやすい要因が増えているためか、当店でも20代~40代の方から次のような不妊・不妊症の相談をよく受けます。
- 自然妊娠を期待しているがなかなかできなくて辛い・・・。
- 病院で不妊治療を受けているが結果が出ない。
- 妊娠をしてもすぐに流産してしまう。
お客様の中には病院で人工授精や体外受精などの不妊治療を行っている方や、漢方薬と併用される方も少なくありません。病院での不妊治療を取り入れるかどうかは別として、東洋医学ではまず第一に妊娠しやすい身体づくりが大切だと考えます。漢方で妊娠する力を取り戻してみませんか?漢方薬をお飲みいただき妊娠された方・出産された方から、喜びの声を多数いただいています。ぜひお気軽にご相談ください。
不妊症の原因となる疾患
高プロラクチン血症、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、子宮筋腫、子宮内膜症、卵管閉塞、勃起不全など様々です。それぞれに体質的な要因があります。
基礎体温表と漢方薬
基礎体温も参考にして漢方薬をお渡しいたします。
- 高温期がなかったり、あっても短かったり、安定しないタイプ
- 低温期から高温期の移行が長いタイプ
- 低温期が長いタイプ
- 高温期、低温期共にギザギザしているタイプ
基礎体温について詳しく知りたい方は『あなたはどのタイプ?基礎体温8タイプ』をご覧ください。
治療法とアドバイス
漢方薬での治療
ホルモンのバランスが崩れ卵巣より卵を生み出す力がなかったり、子宮内膜の状態が十分でないために妊娠に至らないケースがあります。漢方理論の一つであります「気」、「血」、「水」の調和を整えることにより妊娠しやすい身体づくりができます。漢方の得意分野と言って良いでしょう。不妊症でお悩みの方・妊娠しにくい方は、大きく言うと以下の5つのタイプに分類できます。しかし、単純にどのタイプというのでなく、複合的に重なっていることが多いと思います。また男性側に不妊症の原因がある場合もかなりあります。
- 足腰や腹が冷えてだるい・トイレが近いタイプ
中医学では(脾)腎陽虚と言われますが、貧血傾向がある場合は気血両虚とも考えられます。実際の生理では経血量が少なくなったり、高温期がないといった状態が見られます。
腎の陽気や血を補ったりする漢方を用いて冷えを取り去り、虚を補います。 - ほてり・寝汗など内熱があるタイプ
中医学では腎陰虚証と言われ月経周期が短く、月経血の色が濃くなります。湿熱が強いとおりものの色がより濃くなります。補腎薬や山梔子・黄連などの清熱薬の適応となります。 - お血タイプ
生理痛が強かったり、経血にレバー状の塊が混じる、不正出血がある、目の周りにクマができやすい、肩こり・慢性頭痛などの症状があるときは、桃仁・牡丹皮・紅花などの駆淤血剤を含む漢方薬を使用します。
基礎体温表を見ると高温期が長くなったり高温期と低温期の温度差が0.5度以上あったりします。 - ストレスを強く感じるタイプ
肝陽が上亢することによりイライラやほてりを感じます。月経周期が早くなったり遅くなったり、基礎体温表は高温期・低温期の区別がつきにくくギザギサになることが多いです。漢方では体力に合わせて柴胡剤を多用します。 - むくみやすいタイプ
代謝のわりに水分の摂取量が多かったり、疲れがたまるとむくんでしまうタイプです。月経周期が長くなりやすい、または無月経・多量の白~透明のオリモノといった症状が見られることが多いようです。白朮・茯苓を含む漢方薬を用います。
日常生活のアドバイス
漢方では冷え性=陽虚つまり生体のエネルギーが不足した状態と考えます。卵巣の働きなど生理全体に悪影響を及ぼしかれません。身体を冷やす原因を取り除くことをお勧めいたします。
- 身体を冷やさない服装を心がけましよう。
- 血行を悪くする喫煙は控えましよう。
- ストレスを溜めないようにしましょう。
- アイスクリームやビール・コーヒーの飲みすぎは控え、ねぎやかぼちゃ・にんにく・レバーなど身体を温める食材を体質に合わせて摂ることも大切です。
- 定期的な運動で血の巡りを良くしたり、温灸(妊娠三穴)などもお勧めします。
- カップめんなどのインスタント食品を常食しないようにしましょう。
子宝漢方で不妊体質改善(症例)
30代女性 妊娠しやすい身体づくり
(スマイルタウン通信 81126号)
ある30代の女性から不妊症の相談を受けました。以前妊娠したものの子宮外妊娠のため、やむなく処置をしたと言います。ご相談に見えたときはすでに精神的ショックから立ち直っておられましたが、体力的に虚寒証で胃腸も虚弱でした。
とにかく体力を付けて元気な赤ちゃんを出産できる身体作りが大切だと考え、漢方をお飲みいただきましたところ、胃腸の調子が回復し、元気も出てきました。その後漢方をお飲みいただき5か月、病院で妊娠を確認したとの報告を受けました。今安定期に入り順調に育っているようです。お飲みいただいた漢方(人参当芍散)には胃腸を整える白朮(びゃくじゅつ)、人参や当帰などの生薬が配合されていました。中医学の生体生理の考えの一つに腎(東洋医学の臓腑)の力は脾(東洋医学の臓腑で消化器器官)が生成した「後天(こうてん)の精」により補充されるとの考えがあります。つまり女性の生理機能を助けるには胃腸の働きを助けることも大切だと言うのです。胎児はお母さんの食物の栄養と、肺から吸収される空気が結合して成長すると考えます。
お客様の声
不妊・不妊症にお悩みだったお客様から、たくさんの嬉しい報告をいただいています。
当店を信頼して漢方薬を続けて下さり感謝いたします。体外受精(IVF-BT)では辛い思いをしましたが、妊娠そしてその後出産とうれしいお知らせを聞かせて下さり感謝いたします。