不妊症その2 | 黄体機能不全
不妊症の要因の一つに黄体機能不全があります。基礎体温表を観てみると高温期(黄体期)が短かったり、途中で体温が下がったりします。程度にもよりますが、漢方薬であるいは西洋薬の治療と併用して症状を改善し妊娠する可能性があります。
黄体機能不全とは
- どんな症状・・・・病名の通り黄体ホルモンを分泌する黄体が充分に機能していない状態です。黄体ホルモンは子宮内膜をよりしっかりさせて妊娠に備えるのですが、子宮内膜が充分でない(6mm未満)状態ですと、内膜が持ちこたえきれずに不正出血を起こしたり、そうでなくても妊娠しずらく流産しやすい傾向にあります。
- その原因は・・・・脳下垂体からのホルモン分泌(LH、FSH)が不足しているか子宮内膜や卵巣の感受性が低下していることが考えられます。
黄体機能不全の治療法
クロミフェンに代表される排卵誘発剤を用いたり、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)で黄体ホルモン、卵胞ホルモンを促します。また黄体ホルモンそのものを補充したりもします。
黄体機能不全に漢方薬をお勧めします
黄体ホルモンの不足は腎気が不足している可能性が考えられます。腎気を補ったり、補血する漢方薬を用います。黄体機能不全だからと言って妊娠できないという訳ではありません。妊娠しずらいのは確かですが適切に治療して妊娠にいたるケースはたくさんあります。
漢方薬による当店の取り組み
黄体機能不全傾向の方は妊娠しずらい状況にあるのは確かです。漢方薬であるいは病院の治療と併用されるケースが多くありますので、是非お勧めいたします。
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