春の自律神経失調症
徐々に気温が上がり木々が芽吹く季節です。意外と気温の変動が激しく体調が不安定になりやすい季節です。新学期がスタートして希望に胸ふくらます時期であると同時に、疲れやすく不安定にもなりやすいものです。
春眠暁を覚えず
睡眠の質は特別暑く寒い時期は別としてほとんど変わらないと思います。ただ冬から春にかけて日照時間が伸びます。つまり夜明けが早くなってきます。私の住む西東京市はお正月の日の出時間は7時前位ですが、2月、3月、4月、5月と月を追う毎に加速度的に早くなります。睡眠のリズムが追着かず暁に気づかないのは当たり前です。
春に不調を感じやすい症状
自然の中で生きている以上季節に影響されるのは致し方ありません。春は先述のように夜明けが加速度的に早まります。また日中の温度変化や気圧のアップダウンが激しい時期でもあります。それによって様々な体調の不調に悩まされるケースがあります。またイベントの疲れが出やすいい頃でもあります。疲労感やめまい、動悸、不安感、睡眠障害、肩こり、頭痛などです。
春の自律神経失調症に漢方薬
- 交感神経が優位になっている・・・入学、卒業、転勤、引っ越しなど生活環境が変わることにより交感神経が高ぶった状況が考えられます。五臓六腑で言うところの“肝”の流れを良くすることがポイントです。
- 副交感神経が優位になっている・・・新年度の精神的な疲れや日ごとに変化する天候にフィジカルな面でも疲労が蓄積してやる気が出ない場合は補気薬で元気を付けることが大切です。
春の養生
漢方薬の服用と同時に旬の食材を取り入れることが大切です。芽吹いたばかりの筍やタラの芽、ふきなど和え物、煮物、てんぷらなど色々です。
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