腰痛その5 | ぎっくり腰
突然腰がギクッとなり動けなくなった経験のある方は比較的多いのではないでしょうか。私自身も運動不足や過労が原因と思われるぎっくり腰に見舞われた経験が何度かあります。
ぎっくり腰とは
正式には筋・筋膜性腰痛症と言われます。恒常的に患部の筋肉に老廃物が蓄積し緊張した状態、つまり筋肉疲労です。そのタイミングで限界を超えたストレスが加わり炎症(肉離れ)を引き起こぎっくり腰となります。
ぎっくり腰の原因
主に以下の原因により腰回りの筋肉(脊柱起立筋、腸腰筋など)に負担がかかりぎっくり腰になると思われます。
- 過労・・・睡眠不足や仕事上のストレスなどが原因での過労が一番に考えられます。
- 食生活の乱れ・・・筋肉などからだをつくるのはタンパク質をはじめとしたバランスの取れた食事です。食生活が乱れていればそれだけぎっくり腰、発症のリスクが高くなります。
- 運動不足・・・筋力の低下が発症の引き金となることがあります。
ぎっくり腰に漢方薬
基本的には筋肉の過度な緊張による痙攣、炎症です。患部に対して炎症を取りながら血流を改善させます。突発的な症状には比較的早く改善が見られます。ただしぎっくり腰を度々繰り返していると、坐骨神経痛や腰椎分離症、腰椎椎間板ヘルニアなどへ発展していく可能性もあります。早め早めの対応をお勧めします。
生活の養生
原因を考えると無理のない規則正しい生活とバランスの取れた食事そして運動が欠かせません。高齢になると筋力が低下しますので普段よりストレッチなどで筋力強化に努めましょう。また過度なストレスはビタミンミネラルなど消耗しますので尚のこと食事が大切と言えます。
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