自律神経失調症
十字屋平蔵薬局では、漢方薬による自律神経失調症のお悩みをサポート !
自律神経失調症(不安神経症)は当店でご相談が多い症状の一つです。自律神経の乱れにより不安感や緊張感と言った精神的な症状、痛みや違和感あるいは婦人科系の症状など各科にわたって不定愁訴を訴えます。また検査結果でも異常が確認されないことがほとんどです。
これらは過度な疲労や緊張、気候の変動(気象病)あるいは持続的なライフスタイルの乱れが原因の一つとして考えられます。女性の場合は、更年期でホルモンのバランスが崩れることによって起こる時もあるでしょう(更年期障害)。知識と経験に基づき原因を予測し、症状・体質に合った漢方薬をご提案しますので、お気軽にご相談ください。養生しつつ漢方薬で治しましょう!!
よく見られる自律神経失調症の症状と原因
自律神経は内臓や血管、ホルモンなど様々な働きを制御し影響を及ぼします。
- 頭部・顔面の症状
頭痛・ホットフラッシュ(のぼせ、ほてり) ・ 汗・眼瞼痙攣(がんけんけいれん) - 耳鼻咽喉部の症状
めまい・耳鳴り・痙攣性発声障害 - 口腔内の症状
口の乾燥・舌痛症・舌の違和感・喉のつまり - 精神症状
不眠症・イライラ・不安感(全般性不安障害)・予期不安・パニック障害・ジストニア - 循環器の症状
動悸・立ちくらみ・めまい・心臓神経症・起立性調節障害 - 呼吸器の症状
過呼吸・息苦しい - 整形外科の症状
肩こり・頭痛・心因性疼痛 - 全身症状
倦怠感・発汗・寝汗 - 四季と自律神経失調症
春・夏・秋・冬
このような症状を引き起こす原因、つまり体の中で起こっていることとして、次の4つが考えられます。
- 交感神経の緊張が極度に高い
本来は程良く緊張することにより、スピーディーに円滑に反応するところですが、緊張が過剰になると動悸・冷や汗・しびれ感などで肉体的な疲労を感じます。 - 副交感神経の緊張が高い
副交感神経が優位になることによりリラックスして身体を休めることができます。しかし、この働きが過剰になるとだるさや眠気が続き、活力が低下した状態に陥ります。 - 交感神経と副交感神経の両方が緊張している
両方が過剰に働いてしまうために気力がないのに緊張したり、眠いのに眠れないなど心身がコントロールできない状態です。 - 交感神経と副交感神経の両方の働きが低下している
身体も心も疲労困憊し、何に対しても意欲がわかずうつ的な状態です。
自律神経失調症に対する治療法とアドバイス
漢方薬で心身のバランスを取る
自律神経失調症には様々な症状が見られますが、東洋医学では気・血・水の変調によるものと考えます。自律神経失調症になりやすい方は、緊張しやすかったり、ストレスに対して非常に敏感であったり、神経質などの傾向があり、過度なストレスや緊張が気の異常につながるのです。
気の異常には以下のようなタイプがあります。
- 気逆 気が逆流した状態をいい、消化機能などに影響を及ぼします。
- 気鬱 気が停滞し、滞った状態。
- 気滞 気逆と気鬱の両方を合わせた意味。
- 気虚 気が不足していてやる気がでない状態。
このような傾向のある方は症状あるいは体質を改善する必要があります。漢方薬をお飲みいただくことで人間が本来持っている力を回復させ、心身のバランスを取ることが可能です。
日常の養生アドバイス
本来身体は日が昇ると交感神経が緊張し、日が沈む頃には自然と副交感神経優位に働きます。体内時計がそのようになっているのです。夜更かしが続いたり、遅い時間に夕飯を食べたり、起床時間が遅くなると自律神経の働きを乱してしまいます。生活面で改善できることがあれば、積極的に取り組むことをお勧めいたします。
漢方薬による改善例(症例)
60代女性 健康に不安を感じ、落ち着かない日々
(タウン通信 101020号)
ある60代の女性がとても不安気な表情でご来店になりました。その手には不安、イライラ、落ち着かない・・・など症状を羅列したメモを握っておりました。詳しくお話を伺ってみると肺の病気を患い入院して以来特に健康不安を感じるようになったと言います。早速漢方薬をお飲み頂き、徐々に気持ちが安定してきたご様子で、途中わざわざ経過報告をしに来てくださる程です。『実はあの時もう死のうと思っていたのよ』と深刻に思い詰めていたこの不安神経症は、最近、パニック障害とか、過呼吸症候群と呼ばれているのと同様に電車や人混みの中で突然の動悸や、めまい、息苦しさに悩まされます。中医学の五臓では心(しん)の病症として捉えますが心だけの問題ではなく、体質により肝や脾などと関与することも考えられます。漢方薬で治しましょう。
お客様の声
自律神経失調症(更年期障害・パニック障害等を含む)に対するたくさんの症例と実績がございます。
私はパニック障害から頭痛など色々な所に痛みを感じ恐怖感からひきこもりになりました。不安感、恐怖感がいつどこで出るのかわからないし、私の場合、パニック障害と共に過呼吸が出るので、全ての事から逃げ出したい気持ちばかりでした。でもある時、今までの自分は自分じゃない、この病気はどうにかしたら治るのではないかと思い、インターネットを調べていたら、こちらの薬局の事がのっていたので早々電話をし、自分の話を充分聞いてもらい、薬を作ってもらう事にしました。数年も悩み続けた病気ですが、こちらで薬を作ってもらうようになって数ヶ月、今では過呼吸のほっさを一度と出した事がありません。ひきこもりで部屋のカーテンすらあけるのが嫌いだった私が、毎日カーテンをあけ、外の光を部屋に入れるようにもなりました。まだ一人では外を歩くのに恐怖感がありますが、家族の誰か一人居たら外出も出来る様になりました。完全に治るにはまだまだ時間がかかると思いますが、こちらの薬局に出会え、私に明るい日差しが見える様になりました。不安や心配があるとすぐに先生にお電話するのですが、ていねいに対応してくれるので安心して何でも話せます。