腰痛
十字屋平蔵薬局は漢方薬による腰痛のお悩みをサポートします !
腰痛は漢方の適応症状です。突然の激しい痛みで寝ていることもままならないといった急性の腰痛から、慢性的な腰痛まで対応できます。症状・体質に合った漢方薬をご提案しますので、お気軽にご相談ください。
腰痛の原因・種類
腰痛を治すにはその原因を探ることが重要です。背骨(脊椎)のトラブルが原因になっているものと、内臓のトラブルが原因になっているものがあります。
一般的に腰痛と言われるのは無理な運動や仕事などの疲労が原因で患部周辺に負荷がかかることにより起こる症状です。病名としては以下のようなものがあげられます。
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 坐骨神経痛
- 腰痛症(筋・筋膜性腰痛症つまりぎっくり腰)
- 脊椎分離症・腰椎分離症
- 脊椎すべり症(腰椎すべり症)
- 変形性脊椎症(変形性腰椎症)
- 脊柱管狭窄症(腰部脊柱管狭窄症)
- 椎間関節症
- 骨粗鬆症によるもの(脊椎圧迫骨折)
また、腰痛を引き起こす内臓のトラブルとしては次のようなものがあります。
- 腎臓結石・尿管結石などの泌尿器疾患
- 生理痛・子宮筋腫などの婦人科疾患
- 更年期障害
- 胆石や胃潰瘍・十二指腸潰瘍・便秘などの消化器疾患
- ガン
治療法とアドバイス
漢方薬での治療
中医学では筋肉・骨・関節の疼痛、腫脹、しびれを主症状とする病症を“痺証(ひしょう)”と呼びます。痺証は生体エネルギーが消耗している状態です。風邪・寒邪・湿邪が体内に侵入し、四肢の経絡の気血水の運行を妨げることで”痺証”となります。
人間を取り巻く自然・生活環境とは切り離して治療することはできません。
- 冷えとの関係
寒い季節やクーラーの効いた部屋などで症状を強く感じる場合は、附子剤や補血剤など冷えを考慮した漢方薬を用います。また冷えに対する普段の養生が大切です。 - 炎症のある場合
急性と慢性とでは対処方法が異なります。慢性化した腰痛に関しては、炎症の程度が急性期ほどひどくないのが一般的です。一時的に腫れや淤血という現象が見られます。当然熱感も出るでしょう。これらを総合的に判断し、選薬する必要があります。 - 水の滞りが関与している場合
炎症による腫れや体質的な浮腫みが症状の改善を遅らせている場合もあります。白朮、茯苓などの利水剤を寒熱も考え合わせてお飲みいただきます。 - 腎虚による痛み
中医学で言う腎が年齢的に体質的に虚の状態となり、腰痛を発症する場合があります。八味丸に代表される補腎薬をおすすめします。 - 精神的な痛み
痛みが長く続いた場合、神経の感受性が亢進し痛みの閾値が低下します。つまり、弱い痛みでも強い痛みに感じたり、原因となった病気が治っているにも関わらず慢性の痛みとして残ることがあるようです。このような場合にも対応した漢方薬をお飲みいただく必要あるので、できるだけ早く対処することをおすすめします。
日常生活のアドバイス
- 同じ姿勢や立ちっぱなしはよくありません。適度にストレッチやウォーキングすることをお勧めします。
- 痛みの激しい時は安静にしてください。症状が落ち着いてから適度に運動をして筋力アップをすることをお勧めします。高齢の方でも筋肉トレーニングをすることにより筋量が増えます。
- 太っている方はダイエットに努めましょう。ただし極端な食事制限をするダイエットは必要な筋力の低下を招きかねないのでお勧めしません。ある程度の運動が必要となります。
漢方薬による改善例(症例)
50代男性 座り込んでしまうほどの痛み
(タウン通信 100519号)
ある50代の男性です。約一年程前より左足にしびれを感じ、数十メートルも歩けば痛みを強く感じ座り込んでしまうと言います。病院の診断は脊柱管狭窄症とのことでした。これまで電気治療や鍼など様々試みたものの改善の兆しがなく、最後にたどりついたのが漢方薬です。
東洋医学では痛みやしびれを総称して痺証(ひしょう)と言いますが、それぞれの漢方薬治療においての差異はありません。更に痺証は風痺・寒痺・湿痺・熱痺に分けられ、症状が温熱や湿度、冷えなどの外邪によりどのように変化するかが大切なのです。関節の痛みに漢方薬が結び付かない方が意外と多くいらっしゃいますが、腰痛、膝痛などに漢方薬は効果的です。
さてこの方の漢方には石膏、麻黄、蒼朮(そうじゅつ)が配合されており、湿熱が関与していたと考えられます。大好きなゴルフも再開できたと喜んでおられます。
お客様の声
腰痛に対するたくさんのお喜びの声をいただいています。
昨年夏頃から左足に痺れを感じ始め年明けには50メ-トルも歩けば痛くて座り込むようになりMRI検査をしたところ脊柱管狭窄症(椎間孔)と診断され、電気治療、鍼治療もやり漢方薬にたどりつき相談に伺い直ぐに薬を作っていただき5カ月になります。今では痛みも緩和され好きなゴルフも出来るようになりました。感謝しております。