頭痛
十字屋平蔵薬局では、漢方薬による頭痛のお悩みをサポートします !
頭痛は日常的にありふれた症状で、女性の5人に1人が偏頭痛(片頭痛)持ちであると言われています。慢性的な頭痛で長年に渡って苦しんでいる方も少なくありません。あきらめる前に当店にご相談ください。頭痛にはいくつかのタイプがあり、それぞれに対処方法が異なります。
頭痛のタイプと漢方治療
- 緊張型頭痛
肩や首、後頭部の筋肉の緊張によって起こる頭痛です。頭をしめつけられるような痛み(頭重感・頭帽感)が慢性的に続きます。
このタイプには一例として葛根湯類を用います。イライラするといった症状が見られる場合は、肝気鬱血証と考え柴胡剤などもお飲みいただきます。 - 偏頭痛(片頭痛)
頭の片側または両側に、拍動に合わせたズキンズキンという痛みがある頭痛です。血管が拡張し、周りの三叉神経を圧迫することにより発症。患部だけの問題にとどまらず生理不順や胃弱などの体質に起因することがあります。また、虚の状態の場合、気圧など環境の変化を受けやすいということも。
冷えによる症状の悪化はないか、疲れやすい虚証ではないか、また陰証と陽証といった区分で状況を見分け、それぞれに応じた漢方薬を服用します。 - 群発頭痛
緊張型頭痛や偏頭痛(片頭痛)に比べると、あまり知られていないタイプの頭痛です。毎年決まった季節、毎日決まった時間帯(明け方が多い)に、ズキンズキンと目をえぐられるような激しい痛みに襲われます。あまりにも激しい頭痛の場合は漢方だけでは対処が困難だと考えます。 - 複合型頭痛
緊張型頭痛、偏頭痛(片頭痛)などが複合しているタイプの頭痛です。体質的なものが原因となっていることもあるため、改善する時は頭痛だけでなく冷えや胃腸虚弱、むくみなども同時に改善される例も珍しくありません。
日常生活のアドバイス
緊張型頭痛
- 好きな香でリラックス。ラベンダーやベルガモット、ゼラニウムなどの香を楽しむのもお勧めです。
- 姿勢を正してストレッチ。同じ姿勢を続けていると、筋肉が硬直して血行不良となります。首や肩を回したり、背伸びするなどの日常でのストレッチも取り入れましょう。
- 首や肩を温めましょう。首肩用の湯たんぽで温めたり、入浴もシャワーだけでなくゆっくりと湯船につかって、身体を温めることをお勧めします。
偏頭痛(片頭痛)
- 頭をタオルや保冷シートで冷やすと、血管が収縮して痛みを和らげる効果が期待できます。
- ビタミンB2・マグネシウムを積極的に摂取しましょう。ビタミンB2は牛乳・卵・納豆・レバーなどに多く含まれ、片頭痛の回数を減らすというデータもあります。マグネシウムは血管収縮の作用があると言われます。大豆製品・ひじき・わかめなどの海藻類も積極的に摂取しましょう。
- チョコレート・チーズ・お酒は片頭痛を誘因することもあるので注意が必要です。
- こめかみを適度に圧迫することにより、拡張した血管が圧迫されて症状を和らげることができます。ただし、マッサージは痛みを増強させることがありますのでお気を付けください。また、痛みのあるときは運動や入浴など血管を拡張させるようなことは避けましょう。
- 部屋を暗くして安静に過ごしましょう。光や音の刺激は痛みを増強させることがあります。カーテンを閉めて安静にすることも効果的です。
漢方薬による改善例(症例)
30年来の慢性頭痛
(東興通信 50420号)
以前、頭痛の相談を受けたことがありましたが、この方は30年来の頭痛持ちでした。長いお付き合いでもうあきらめかけている様子でした。
早速、体質もご確認し茯苓(ぶくりょう)、猪苓(ちょれい)、牡丹皮(ぼたんぴ)などを組み合わせ、漢方薬をお飲み頂いたところ、二ヶ月を過ぎたころから漢方薬がご自身に合っていることを実感されたようで、旅先でも頭痛が起きなかったと喜びの声をいただきました。
突然起きる激しい頭痛は別として、多くは拍動に合わせてズキンと痛む偏頭痛、締め付けられるような緊張性の頭痛や群発性頭痛です。漢方では様々な薬が用いられますが、痛みの程度だけでは分かりません。気の上衡、水分代謝、血の流れなどの判断、陰証か陽証かと言った見極めがとても大切です。痛みの具合によっては養生法も違いますので、お悩みの方は専門薬局にご相談ください。
お客様の声
頭痛に対するたくさんの症例と実績がございます。
平成11年に交通事故で『むち打ち』になり、以前からあった頭痛が一層強くなりました。鍼・マッサージ・整体あまりにひどいので頭痛専門クリニックでCTをとってもらい異常は無かったので痛みが出る度、市販の頭痛薬を服用していました。そんなとき職場の方から平蔵さんを紹介して頂き、まずは1ヶ月毎月あった頭痛が月で数える程度になり、今では一度も無い時も!!体のことで不調があると相談しながら漢方薬を作って頂いているので安心して服用できます。もっと前に平蔵さんと出会っていたらどんなに体が楽だった事でしょう。とても頼りにしている今日この頃です。